この記事では、「興す」と「立ち上げる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「興す」とは?
 活動が思うようにできない組織の活動を盛んにさせるため後押しすることを「興す」【おこす】といいます。
 それまでは知名度もないほど人の目にも触れず、ひっそり活動していた状態を再び目立つよう活発にするため行動を起こすのです。
 使い方としては、「国を興す」といえば衰退した状態を活気あるように経済を立て直しては勢いが出るよう政治家が努力するため気を奮い立たせます。
「立ち上げる」とは?
 手続きして、機構の機能を万全な体制にすることを「立ち上げる」【たちあげる】といいます。
 パソコンであれば、電源を押しては起動させてアプリやソフトを快適に使えるようにするのです。
 また、新たに多くの人が役立つ情報を発信するサイトを作ったり、本店とは別の所に支店を建てる行為を指します。
 このように、自らが加担しては新規事業を展開することを意味する言葉です。
「興す」と「立ち上げる」の違い
「興す」と「立ち上げる」の違いを、分かりやすく解説します。
 勢いが衰えていた国や組織の活動を勢いづかせては、人々に注目されるようにすることを「興す」といいます。
 また、物事を新しく始めて勢いずかせて世間に知られるように行動し、知名度を高めるといった意味で使われている言葉です。
 もう一方の「立ち上げる」は新規で企業や工場、支店を作っては仕事するという意味があります。
 自分のやり方で成果を出したいと思うとき、新たな分野で努力するのです。
「興す」の例文
 ・『日本文化を欧米人に知ってもらえるよう促進運動を興す』
 ・『兄が地元に根ざした高齢者を生活支援する会社を興した』
「立ち上げる」の例文
 ・『弟が隣町に新たな工場を立ち上げて生産に取り掛かった』
 ・『郊外の人も利用しやすいよう姉は駅前に支店を立ち上げた』
まとめ
 意味が似ている言葉ではありますが、衰退していたものを活気付けるために行動するか、新たに事業を展開するとの違いで使い分けてみましょう。



