「当面」と「当座」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「当面」と「当座」の違いとは?違い

この記事では、「当面」「当座」の違いを分かりやすく説明していきます。

「当面」とは?

当面とは、じかに向き合うことや目の当たりにすることをいいます。

「問題に当面する」といった使い方をします。

また、当面にはさしあたりとか差し迫っていることという意味もあります。

しばらくの間という意味で「当面の間」ということもあります。

本来は当面にさしあたりという意味があるので「間」をつけると意味が重複してしまいますが、広く使われる言葉なので間違いというわけではありません。


「当座」とは?

当座とは、物事に直面したすぐその場のことをいいます。

即座と意味は同じです。

また、さしあたってのその場とかしばらくの間という意味もあります。

過去のある一定期間を指したりもします。

また、当座預金のことを当座と略して呼ぶこともあります。

当座預金は、銀行に当座勘定口座がある取引先が預け入れた預金のことをいいます。


「当面」と「当座」の違い

当面も当座も、さしあたってという意味を持つ言葉です。

当面と当座は意味が同じですが、当面にはじかに向き合うという意味もあります。

また、当座は当座預金を略した言葉として使われたりもします。

「当面」の例文

・『私たちは今、難しい問題に当面しています』
・『店舗が台風の被害を受けたため、当面は営業を中止することになりました』
・『物価高の影響は大きいですが、当面の利益は確保できそうです』

「当座」の例文

・『貯金があるので当座はしのげますが、いつまで続けられるかは分かりません』
・『独立した当座は金銭的に苦しかったけど、今は人並みの生活が送れるようになりました』
・『当座の間に合わせにいくらか貸してもらえませんか』

まとめ

当面も当座もさしあたってという意味を持つ言葉です。

当面には、じかに向き合うとか目の当たりにするという意味もあります。

また、当座も当座預金のことを指したりします。

違い
違い比較辞典