この記事では、「しおらしい」と「しとやか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しおらしい」とは?
「しおらしい」は、「控えめで従順な様子」という意味があります。
誰かの様子が控えめに見えて、誰かに対して従順に見えた時、「しおらしい」という言葉で、その人の様子を表現することになります。
例えば、初対面の人が慎み深い雰囲気で、いじらしく見えるようなとき、「しおらしい人と出会った」などと言うことができます。
「しとやか」とは?
「しとやか」は「淑やか」と漢字表記できます。
「しとやか」は、「性質や動作が物静かで上品な様子」を意味する言葉になります。
また、「慎み深い様子」を暗示する言葉でもあります。
例えば目の前にいる人が物静かで、上品に見えるようなとき、「この人はしとやかな人だ」などと言う文章にできます。
「しおらしい」と「しとやか」の違い
「しおらしい」と「しとやか」の違いを、分かりやすく解説します。
「しおらしい」は「控えめで従順な様子」を意味し、「しとやか」は「性質や動作が物静かで上品な様子」を意味します。
どちらも、「控えめな様子」を意味するという共通点がありますが、「しおらしい」の方がより「従順」で、「しとやか」の方がより「上品」という違いがあります。
どちらも控えめな人だという場合、従順さが目立つか、上品さが目立つかによって、2つの言葉を使いわけることができるでしょう。
「しおらしい」の例文
・『しおらしい女性に恋をする』
・『しおらしく振る舞うと、男性にモテやすい』
「しとやか」の例文
・『しとやかなお嬢さんに育った』
・『しとやかさが、彼女の魅力だ』
まとめ
「しおらしい」と「しとやか」の違いについて見てきました。
2つの言葉は、似た意味がありますが、同時に明確な違いがありました。
2つの言葉の意味を正確に理解して、これからは混同せずに使い分けてみてはいかがでしょうか。