この記事では、「癌研有明病院」と「国立がんセンター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「癌研有明病院」とは?
癌研有明病院は東京都江東区にあるがんの専門病院で、ゆりかもめの有明駅から徒歩2分の場所にあります。
正式には、公益財団法人がん研究会有明病院といいます。
1934年に開院し、がんに関する専門的な医療を提供しています。
病院と同じ敷地内に研究所があり、様々な研究を臨床と一緒に行っているのが特徴です。
新しい治療法や診断法の開発にも力を入れています。
トータルケアを推進しており、緩和ケア病床もあります。
「国立がんセンター」とは?
国立がんセンターとは、がんに関する高度な専門医療を提供している医療機関です。
1962年に国の機関として誕生し、2010年に独立行政法人となりました。
正式には、国立研究開発法人国立がん研究センターといいます。
「がんの根治・予防、がんとの共生」をスローガンに掲げています。
国立がんセンターには、中央病院と東病院、研究所、先端医療開発センター、がん対策研究所といった施設があります。
中央病院は東京都中央区にあり、都営大江戸線の築地市場駅から徒歩3分の場所に立地しています。
体への負担が少ない内視鏡手術やロボット手術なども行うことができます。
遺伝子検査を取り入れたゲノム医療なども提供しています。
「癌研有明病院」と「国立がんセンター」の違い
癌研有明病院も国立がんセンターもがんを専門とする医療機関ですが、運営母体は異なっており全く違う病院です。
癌研有明病院は江東区の有明にありますが、国立がんセンターは中央区の築地にあります。
また、国立がんセンターの東病院は千葉県柏市にあり、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅から車で5分程です。
まとめ
癌研有明病院と国立がんセンターは、全く違う病院です。
東京の有明にあるのが癌研有明病院で、東京の築地と千葉県の柏市の2か所にあるのが国立がんセンターになります。