この記事では、「透明」と「クリア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「透明」とは?
「透明」とは、「向こう側がすきとおって見える」さまや「まったくにごっていない」様子などを示す言葉です。
「本来は間に存在している物体などが、まるで何もないかのように感じられる」などという意味合いで使われており、「あるものが光をよく通す」などというニュアンスでも使用されています。
「クリア」とは?
「クリア」とは、「ある場所をきれいにする」または「不要なものなどを取り除く」などという意味をもつ英単語「clear」を由来とする言葉です。
日本語で使われる場合も「きれいに片づける」もしくは「見通しを良くする」などというニュアンスで用いられており、また一方では「ゲームや与えられた問題などをきちんと終了させる」などという意味合いでも使われている文言です。
「透明」と「クリア」の違い
「透明」と「クリア」は、どちらの言葉も「透き通っている」などという意味合いで使われている似たような語句と言えます。
しかしながら先述のとおり「クリア」は「コンピュータゲームなどの展開を無事に終わらせたり、障害や壁などを乗り越えた」などというニュアンスでも用いられており、その点においては「透明」とは異なる意味をもっている表現と言えるでしょう。
「透明」の例文
・『きれいに拭き上げた透明な窓ガラスはまるでそこに何もないように感じられます』
・『組織の風通しが良く、透明性が高いのが弊社の強みと言えます』
「クリア」の例文
・『やっとのことで新作のドラゴンクエストをクリアすることができました』
・『クリアすべきさまざまな問題を抱えていますが一つずつ解決していきましょう』
まとめ
「透明」と「クリア」は、いずれも「向こう側が透けて見える」などという意味合いで使われている言葉です。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じてうまく使い分けるようにしましょう。
