この記事では、「冷評」と「酷評」の違いを分かりやすく説明していきます。
「冷評」とは?
「冷評」とは冷淡な態度で批評することを意味します。
「冷評」には、「冷」という漢字が使用されています。
「冷」には、情が薄い、温かみがない、といった意味があります。
また、「評」には、物の良し悪しをはかる、といった意味があります。
つまり、批評する際の言い方、雰囲気が冷たく温かみのないことを「冷評」と言います。
「酷評」とは?
「酷評」とは、手厳しく批判することを意味します。
「酷評」には、「酷」という漢字が使用されています。
「酷」には、手厳しい、ひどい、といった意味があります。
また、「評」には、物の良し悪しをはかる、といった意味があります。
つまり、批評する際の言い方や態度がひどく厳しいことを「酷評」と言います。
「冷評」と「酷評」の違い
「冷評」と「酷評」の違いを、分かりやすく解説します。
「冷評」と「酷評」は、批判する際の様子を意味する言葉です。
「冷評」は冷たい態度で批判することを意味し、「酷評」は手厳しく批判することを意味します。
どちらも、決して優しい言葉や態度での批判ではありません。
そのうえで、「冷評」の場合は、批評するものに対し好意的ではなく冷たく否定することを意味します。
一方、「酷評」の場合は容赦なく非常に厳しい批判を行うことになりますが、厳しいだけで、そこに冷たさはありません。
そのため、相手のことを思い、あえて手厳しい批評を行っている場合もあります。
「冷評」の例文
・『ネット上では今回の作品について冷評されています』
・『各社、本作について冷評する結果となり非常にショックです』
「酷評」の例文
・『さすがに、あれだけ酷評されると落ち込みます』
・『影響が大きい評論家に酷評されてしまった』
まとめ
以上のように、同じ厳しい批評を意味する言葉でも、それぞれが持つ意味に以上のような違いがあります。