「願う」と「望む」の違いとは?分かりやすく解釈

「願う」と「望む」の違いとは?違い

この記事では、「願う」「望む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「願う」とは?

現実のものとなればいいと心を込めて祈ることを「願う」【ねがう】といいます。

自分がこうなるといいと思う内容が実現するよう神仏に真剣に祈るわけです。

また、目的が本当に実現するよう真剣に祈るといった気持ちを伝えられるときにも使われています。

このように、合格する、就職できるように「願う」ことで少しでも現実になれば嬉しいといった自分の気持ちを表すのです。


「望む」とは?

相手に受け入れられるよう希望を伝える気持ちを「望む」【のぞむ】といいます。

物事が自分の思い描く理想となって欲しいと心に思うといった場面で使われています。

例えば、両親が長生きしてもらいたいと心に強く思う、給料があと2万円程度上がって欲しいと希望するのはまさに「望む」行為なわけです。

また、気になる人にかまって欲しいと思うその気持ちを表します。


「願う」と「望む」の違い

「願う」「望む」の違いを、分かりやすく解説します。

希望したことが現実のものになるといい、掲げた目的が実現するように祈ることを「願う」といいます。

また、相手に対してこうして欲しいと伝えて実現してもらいたいときに「願う」ため伝えるといった場面でも使うわけです。

もう一方の「望む」はこうなるといいと理想を掲げて希望を伝えるという意味があります。

自らの理想をいい方向に実現したいと考えるといったところが違う点です。

「願う」の例文

・『好みの女性が結婚したい気持ちに気づいてくれるよう願った』
・『母体のためにも、子猫が今日中に産まれるよう必死に願う』

「望む」の例文

・『週末に琵琶湖をゆっくり望める老舗旅館を予約した』
・『国内だけでなく、海外進出を強く望む歌手が動き出す』

まとめ

とても似ている言葉を2つご紹介しましたが、使い方に違いがありますので、どのような場面で使えばいいか自分なりに使い方を工夫してみるといいでしょう。

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