この記事では、「奇遇」と「偶然」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「奇遇」とは?
驚く気持ちに包まれるような相手と出会うことを「奇遇」【きぐう】といいます。
普段は絶対に会わないと思う人に出会う場面で使われている言葉であり、まさにそれは奇跡と思うほどの「偶然」になるのです。
たいていは思ってもみない相手と出会うといった場面を指し、驚きが勝る状態になります。
それだけ意外で驚く相手との出会いに焦点を当てている言葉になるわけです。
「偶然」とは?
思いがけないとき出会うことを「偶然」【ぐうぜん】といいます。
まったく予測していないとき学生時代の友人と喫茶店で再会したり、近所を歩いていればお世話になった恩師とすれ違ったというその瞬間はまさに思いがけない「偶然」になるのです。
たまたま再開したという状況を指す言葉であり、本人だけではなく、相手も驚き、お互いに嬉しい気持ちになる場面を表します。
「奇遇」と「偶然」の違い
「奇遇」と「偶然」の違いを、分かりやすく解説します。
奇跡と感じるような相手と出会った状況を表す言葉が「奇遇」です。
予想もしない人と会うといったところを強調して、どれだけ思いがけない出会いで驚いたか伝えます。
もう一方の「偶然」は、驚くほど考えてもみない人と再会した状況を表すわけです。
自分も相手さえも意外な出来事で目を丸くして驚くような再会し、お互いにどうしたらいいか酷く動揺します。
人間との再会だけではなく、たまたま工事していた、滅多にない光景を目にしたときも「偶然事故を目にした」と使われています。
「奇遇」の例文
・『奇遇な巡り会わせは、生まれる前から出会う運命だと感じる』
・『子供の頃に好きだった女性と奇遇にも再会して、強く惹かれあう』
「偶然」の例文
・『百貨店の5階、婦人服売り場に行くと趣味仲間に偶然会った』
・『美術館の化粧室へ駆け込むと、偶然修理していて使えなかった』
まとめ
驚くほどの出会いに人は心を惹きつけられて電話番号を交換したり、付き合う場合があります。
運命的な出会いにも感じるその出会いを、自分なりにどうとらえればいいか目を向けてみるといいでしょう。