「今から」と「これから」は似たような意味で使われる言葉ですが、どのように使い分ければいいのでしょうか。
この記事では、「今から」と「これから」の違いを分かりやすく説明していきます。
「今から」とは?
「今から」とは、「現時点を時間的な起点にすること」を意味する言葉です。
「今から」の「から」は物事の範囲を示す際に用いられる起点を表す言葉です。
東京から大阪に行く、というように空間的な基点を表す意味のほかに時間的な基点を表す意味でも使えます。
いつからいつまで、という時間的な起点を示す表現において今この瞬間を起点とする時に用いる言葉が「今から」です。
本来は言葉を発した瞬間が起点になりますがもう少し幅は広く、現在進行形で進んでいる「今」が起点になります。
「これから」とは?
「これから」とは、「少し先の未来までを時間的な起点にすること」を意味する言葉です。
「これから」の「これ」とはごく近い範囲を表します。
この場合は身の回りや手元付近など空間的な近さではなく時間的な近さを表しています。
現在から少し先の未来までを含むごく近い時間を時間的な起点にする時に用いる表現が「これから」です。
どの程度の範囲まで含めるかは物事の尺度によって異なります。
今日の予定など狭い範囲の時間なら数分から数時間ですが、何十年もかかるプロジェクトであれば数ヶ月から数年の範囲も「これから」に含まれます。
「今から」と「これから」の違い
「今から」と「これから」の違いを、分かりやすく解説します。
「今から」と「これから」の違いは「時間の範囲」です。
どちらも現在付近を時間的起点にしていますが「今から」は現時点もしくは現時点に準ずるごく近い時間を指すのに対し「これから」は少し先の未来も含む、という違いがあります。
「今から」のほうが「これから」よりもスタートが早く緊急のニュアンスを含みます。
まとめ
「今から」と「これから」では時間の範囲が異なります。
微妙なニュアンスの違いを覚えておきましょう。