この記事では、「セオリー」と「ロジック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セオリー」とは?
「セオリー」とは理論や定石を指す言葉です。
何かの方法として確立されたパターンであったり、その物事の全体像についての筋道立てた説明付けを指します。
特に現代語としては、なんらかの物事において最善とされる手法を指して使われることが多いです。
その場合先人の経験からこうするのが良いとやり方が定着しているだけで、なぜそうすると上手くいくのかの詳しい理屈は解明されていないこともあります。
「ロジック」とは?
「ロジック」とは論理や筋道を指す言葉です。
たとえば傷口を水で洗い流すのはバイ菌を取り除いて化膿を防ぐためだというような、理屈であったり物事の理由を指します。
またそれも物事一つひとつに対する理屈だけでなく、目標のためにはこういうものが必要だからこういうことをしないといけないというような、最終的な目的までの筋道を理屈で導き出すこともロジックの使い方の一つです。
「セオリー」と「ロジック」の違い
「セオリー」と「ロジック」の違いを、分かりやすく解説します。
理論や最善とされる方法を指すのが「セオリー」で、理屈や論理あるいは筋道を指すのが「ロジック」です。
目的のための一定の手順として使われる言葉としては、「セオリー」の場合その手順そのものを指す言葉であり、理屈や上手くいく理由の裏付けがあるかどうかは問いません。
しかし「ロジック」は目的を達成するためにはこういうことが必要という、筋道を作るための理屈を指します。
「セオリー」の例文
・『セオリー通りに事を進める』
・『上達への近道はセオリーを多く覚えることだ』
「ロジック」の例文
・『ロジックが判明しているやり方』
・『成功に至るためのロジックを組み立てる』
まとめ
元々の言葉としては「セオリー」は理論で「ロジック」は論理と紛らわしい言葉ですが、現在では「セオリー」は定石という手段や方法を指す言葉として使われることが多く、「ロジック」は理屈や筋道という理由で使われるので、区別がつきやすくなっています。
理屈はともかくやり方を指すなら「セオリー」で、なぜそのやり方が良いのかの理屈を指したいなら「ロジック」と使い分けましょう。