「穀潰し」と「ニート」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「穀潰し」と「ニート」の違いとは?違い

この記事では、「穀潰し」「ニート」の違いを分かりやすく説明していきます。

「穀潰し」とは?

「穀潰し」「ごくつぶし」と読みます。

意味は、「定職に就かず、収入もほとんどないのに、飯だけはしっかり食べている人」です。

ろくに働かず、気ままに遊び暮らしながら、実家など依存先でしっかり食事はして、家計に負担をかける人を表します。


「穀潰し」の言葉の使い方

「穀潰し」は名詞・形容動詞として「穀潰しだ・である」「穀潰しの長男」などと使われます。

「穀」「米・麦・粟など、常食とする作物」という意味、「潰し」は動詞「潰す」の連用形が名詞化した言葉で、「力を加えてもとの形を崩す」から転じて「家や会社などが成り立っていかないようにする」という意味、「穀潰し」「仕事をせず食べるだけで、家を成り立たせなくする人」になります。

本来は「こくつぶし」と読みますが、見下す意味を強調するために「ごく」と濁って発音する様になりました。


「ニート」とは?

「ニート」とは、「働かず、学校教育を受けず、職業訓練を受けない者の総称」です。

大学や高校などを卒業した後、進学せず、働く意欲を見せず、職業訓練にも参加しない若者のことです。

「ニート」の言葉の使い方

「ニート」は、名詞として「ニートになる・なった」「ニート問題」などと使われます。

1990年代にイギリスで生まれた言葉で、「Not in Employment, Education or Training(働かず、教育を受けず、職業訓練しない状態)」の頭文字をとって呼ばれる様になりました。

上で紹介した「穀潰し」とほぼ同じ意味ですが、「ニート」は社会的立場を表す言葉です。

「穀潰し」と「ニート」の違い

「穀潰し」「仕事をせず食べるだけで、家を成り立たせなくする人を見下す表現」です。

「ニート」「働かず、教育を受けず、職業訓練しない状態の人、社会的立場を表す」です。

まとめ

今回は「穀潰し」「ニート」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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