この記事では、「デミグラスソース」と「グレイビーソース」の違いを分かりやすく説明します。
デミグラスソースとは?
デミグラスソースは、西洋料理では基本のソースの1つです。
牛のすね肉や骨を炒め、ブラウンルーと炒めた香味野菜を加えて煮込みます。
ブラウンルーは、小麦粉をバターで炒めて褐色にしたものをいいます。
香味野菜には、玉ねぎや人参、セロリなどを使います。
さらにアクを取りながら煮込んで漉したソースに、再び炒めた肉や野菜を加えて煮込むという過程を繰り返します。
デミグラスソースは肉料理に使われることが多く、日本の洋食にもよく使われています。
デミグラスソースを使った料理には、ハンバーグやハヤシライス、ビーフシチュー等があります。
グレイビーソースとは?
グレイビーソースとは、肉汁を使って作るソースのことをいいます。
グレイビーソースの「グレイビー(gravy)」は肉汁のことです。
肉をローストしたりソテーした際などに出る肉汁にワインやバター、小麦粉などを加えて作ります。
牛乳や生クリームなどを加えて作ることもあります。
グレイビーソースは食べる直前に作るものなので、長時間煮込むことはありません。
日本ではステーキやローストビーフなどにかけて食べることが多いです。
アメリカではグレイビーソースをマッシュポテトにかけて食べるのが定番とされます。
デミグラスソースとグレイビーソースの違い
デミグラスソースは肉や野菜などを長時間煮込んで作りますが、グレイビーソースは肉を焼いた時などに出る肉汁を使って手早く作ります。
食べる直前に作るのがグレイビーソースになります。
デミグラスソースの方が濃厚で、とろみがあります。
グレイビーソースはさらっとしており、比較的簡単に作れます。
まとめ
デミグラスソースは長時間煮込んで作るソースで、グレイビーソースは食べる直前に手早く作るソースです。
デミグラスソースの方が濃厚で、グレイビーソースの方がさらっとしています。