この記事では、「ヨーロッパ」と「EU」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヨーロッパ」とは?
「ヨーロッパ」とはユーラシア大陸の北西部を大州としてまとめて呼ぶ名前です。
ユーラシア大陸の中でもロシア西部から西側にあり、トルコやジョージアより北および西にある国が「ヨーロッパ」になり、イギリスとアイルランドやアイスランドと言った島国も含みます。
地理的な分類なので各国の情勢や友好関係は「ヨーロッパ」に含まれるかどうかに関係ありません。
この地域にある国は周囲の国と同盟するほど仲が良かろうか周囲全てと敵対していようが「ヨーロッパ」です。
「EU」とは?
「EU」とは「ヨーロッパ」の国々が経済的あるいは政治的に手を組もうという考えによって作られた同盟です。
「EU」内であれば出入国も「EU」圏外より簡単に行なえますし、ユーロという「EU」加入国なら共通して使える通貨を作ったりしています。
また免許や資格も取得した国から出ると認められなくなることが多いですが、「EU」内では資格の基準も共有されているので「EU」の一国で認められれば他の「EU」に加入している国でもその資格は有効なままです。
「ヨーロッパ」と「EU」の違い
「ヨーロッパ」と「EU」の違いを、分かりやすく解説します。
ユーラシア大陸北西部の国々とその周辺にある島国を地理的にまとめた呼び方が「ヨーロッパ」で、その「ヨーロッパ」各国が手を結んで作った同盟が「EU」です。
「ヨーロッパ」は地理的な分類なので国がその地域にある以上なにがおきても「ヨーロッパ」から外れることはありません。
しかし「EU」は同盟でしかないので新しく加入することも脱退することもできます。
まとめ
「ヨーロッパ」はアジアなどと同じく複数の国単位での地域の名前であり、「EU」は「ヨーロッパ」の多くの国が手を組んで作った同盟の名前と考えれば違いの把握も簡単なはずです。
「ヨーロッパ」は地域名でしかないので各国の関係は良い国も悪い国もありますが、「EU」はまがりなりにも同盟関係なので致命的に仲が悪い国は一応ありません。
