複数人で活動する集団を指す言葉として「ユニット」と「グループ」があります。
この2つは一体何が違うのでしょうか。
今回は、「ユニット」と「グループ」の違いを解説します。
「ユニット」とは?
「ユニット」とは、「独立して活動する個人が集まって結成された集団」を指す言葉です。
「ユニット」の使い方
独立して活動する個人や小規模な集団が同じ目的のもとに集まり結成される集団を「ユニット」といいます。
期間限定など特別な条件で結成される場合が多く、終了後は再び元の状態に戻ってそれぞれ活動します。
特定の曲を出すための特別な組み合わせを指して「ユニット」と呼ぶこともありますが、最初は限定的な活動を予定していたのに人気が出るなどの理由で活動が長期化し同じメンバーで長い間「ユニット」として活動するケースも見られはっきりとした基準はありません。
「グループ」とは?
「グループ」とは、「長期継続的な活動を前提に形成された集団」を指す言葉です。
「グループ」の使い方
同じメンバーで長く活動することを前提に集められたメンバーで結成される集団を指す言葉です。
基本的には団体活動を優先します。
「ユニット」と「グループ」の違い
独立した活動を前提にした存在の集まりが「ユニット」、大人数での活動を前提にした集まりが「グループ」という違いがあります。
「ユニット」は個人での活動が基本にあるのに対し、「グループ」は集団での活動が前提となり個人活動を優先しないという違いがあります。
音楽やダンサーなど芸能関係でよく使われる言葉ですが、芸術家の集まりなどにも用いられる言葉です。
「ユニット」の例文
・『大物アーティスト同士がユニットを組む』
・『ユニットで新曲を発表する』
「グループ」の例文
・『アイドルグループを結成する』
・『グループに新しいメンバーが加入した』
まとめ
「ユニット」と「グループ」は元ものは厳密に区別されていましたが近年は似たような意味で使われるケースが増えており以前ほどはっきりとした違いは見られません。
本人たちが何と名乗っているのか、自称に従えば間違いありません。
