この記事では、「おこわ」と「炊き込みご飯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おこわ」とは?
「おこわ」を作る際に欠かせないものが1つあります。
それは、もち米です。
「おこわ」の場合、基本、もち米でなければ、「おこわ」ということはできません。
ただし、うるち米でも基本的に蒸す工程が加われば、「おこわ」と言うことができますが、現代では、もち米かもち米とうるち米を混ぜたものを炊いたもの全般を「おこわ」と言います。
「おこわ」は、漢字では、「御強」と書きます。
強いという漢字が用いられ、「おこわ」はそれだけ強いご飯だということになります。
もち米を使用すれば、後の材料に決まりはありません。
「おこわ」の代表的なものは赤飯となりますが、そのほかにも山菜を使った「山菜おこわ」。
鶏肉を使った「鶏おこわ」。
様々な具材を使った「五目おこわ」などがあります。
「炊き込みご飯」とは?
「炊き込みご飯」を作る際に使用するお米は、日々食べているうるち米になります。
うるち米に好みの具材を入れ、出し汁を使用し作ったものが「炊き込みご飯」です。
具材のバリエーションは豊富で、肉は鶏肉のほか、豚肉や牛肉でも作ることができます。
そのほか、ニンジンや油揚げ、こんにゃく、など好みの具材を入れ、醤油や砂糖などで味付けして炊き込めば、「炊き込みご飯」になります。
また、「炊き込みご飯」は、地域によって呼び名が変わることがあります。
例えば、「味ごはん」や「五目ごはん」、「かやくめし」などといった呼び名があります。
「炊き込みご飯」の代表的なものと言えば、松茸を使った「松茸ごはん」。
タケノコを使った「たけのこごはん」のほか、「栗ごはん」、「豆ごはん」など、季節の具材を用いたものが多くあります。
「おこわ」と「炊き込みご飯」の違い
「おこわ」と「炊き込みご飯」の違いは使用するコメの種類にあります。
「おこわ」はもち米。
「炊き込みご飯」はうるち米となり、そのほかの具材においては、同じものを使用することも少なくありません。
まとめ
以上のような違いが「おこわ」と「炊き込みご飯」にはあります。