この記事では、「格別」と「特別」の違いを分かりやすく説明していきます。
「格別」とは?
普通の場合とは程度や事柄が違っている、程度がはなはだしいさまという意味があります。
他のものと比べて特に違うことをいいます。
よいことに使われることの多い言葉です。
とんかつといっても、店によってその味は違います。
また、使用している豚や米などにも違いがあります。
ある店ではブランド豚を使ったとんかつを提供しています。
この店のとんかつは、他の店のものと比べておいしいです。
他のものとは、「おいしさ」という程度が違うのです。
これを「格別においしいとんかつ」のようにいいます。
このように、他とは違うことをいい、それがよい場合に使うことの多い言葉です。
「特別」とは?
他のものとは、はっきりとした違いがあることという意味です。
その違いがよい場合にも悪い場合にも用います。
今日は自分の誕生日です。
誕生日を祝って、家族がケーキを用意してくれたり、友達がプレゼントをくれたりしました。
普通の日とは違うこのことを「特別な日」といいます。
これは好ましい意味で用いています。
今日はいつもよりも気温が高く、体温を超えた気温となり暑くてしかたがありません。
「暑さ」という程度が他の日とははっきりと違うこのことを「特別に暑い」といいます。
これは悪い意味で用いています。
このように、他とははっきりとした違いがあることをいう言葉です。
「格別」と「特別」の違い
「格別」と「特別」の違いを、分かりやすく解説します。
他のものとは違うさまという意味が似ていますが、使い方に違いがあります。
前者は、その物事がよい場合に使うことが多いです。
「格別な味」「うれしさは格別」のような使い方をします。
後者は、その物事がよい場合にも悪い場合にも使います。
「特別な日」「特別なイベント」「特別難しい」のような使い方をします。
まとめ
他とは異なっているさまを表す2つの言葉ですが、使い方に違いがあります。