この記事では、「確執」と「対立」の違いを分かりやすく説明していきます。
「確執」とは?
「確執」は「かくしつ・かくしゅう」と読みます。
意味は「お互いが、自分の意見を主張して譲らず、それにより不和が生じる様子」です。
自分の意見や立場が一番だと思っている者同士が仲たがい様子を表します。
「確執」の言葉の使い方
「確執」は名詞として「確執がある・ない」「確執が生じる」などと使われます。
「確」は「たし(か)」とも読み「はっきりしていて間違いがない」「かたく決めて動かない様子」という意味、「執」は「手にとる」「とりおこなう」「とりついて離れない」という意味、「確執」で「はっきりととりおこなうこと」から転じて、「かたく決めてとりついてしまい、譲らない様子」として使われる様になりました。
基本的に、あからさまに喧嘩する訳ではないけれども、関係が悪くなる様子に使われます。
「対立」とは?
「対立」は「たいりつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「2つのものが、反対の立場になること」という意味です。
2つ目は「2つのものが、お互いに立場や主張を譲らずに張り合うこと」という意味です。
「対立」の言葉の使い方
「対立」は名詞として「対立する・した」「対立候補」などと使われます。
「対」は「向かい合う」「二つが向き合う」という意味、「立」は「た(つ)」とも読み「足場を定めてたつ」「根拠や基礎をしっかりと定める」という意味、「対立」で「2つのものが、お互いに基盤をしっかり定めて張り合うこと」になります。
「確執」と「対立」の違い
「確執」は「はっきりととりおこなうこと」から転じて、「かたく決めてとりついてしまい、譲らない様子」です。
「対立」は「2つのものが、お互いに基盤をしっかり定めて張り合うこと」です。
まとめ
今回は「確執」と「対立」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。