この記事では、「クレソン」と「セリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クレソン」とは?
「クレソン」の原産国は中部ヨーロッパになります。
アブラナ科オランダガラシ属の多年草で、身近なもので言えば、ホウレン草やルッコラと同じで「香味野菜」と呼ばれるものになります。
肉料理の添え物として大活躍する「クレソン」。
味自体は苦味が強く、独特の風味を楽しむことができる野菜です。
「クレソン」には、殺菌作用や抗酸化作用、食欲増進効果などがあります。
また、胃腸の負担を和らげる効果、貧血効果も期待することができます。
栽培は弱アルカリ性の水田で栽培され、「クレソン」の旬は春になります。
葉は楕円形で羽状に並び、奇数羽状複葉です。
花は白色の4弁花で花の径は1センチほどになります。
「セリ」とは?
「セリ」の原産国は日本です。
セリ科セリ属の多年草で、緑黄色野菜に分類されます。
炒め物としても美味しく食べることができる「セリ」ですが、最も多く食べられているのが七草粥になります。
野菜独特の香りがあり、この「セリ」の香りには、胃腸の調子を整える効果、食欲増進効果があると言われています。
「セリ」の栽培方法は地域によって異なり、水田栽培と畑栽培に分かれます。
また、水田や湿地帯では野生の「セリ」を見ることもできます。
ただし、野生の「セリ」の場合、「ドクゼリ」の可能性もあるため注意が必要です。
葉は傘のような形が特徴的で3出複葉です。
花は白色で5弁花。
花の径は3ミリほどになります。
「クレソン」と「セリ」の違い
「クレソン」と「セリ」は異なったものとなります。
分類で分けた場合、「クレソン」はアブラナ科オランダガラシ属の多年草。
「セリ」はセリ科セリ属の多年草になります。
また、原産国にも違いがあり、「クレソン」は中部ヨーロッパ。
「セリ」は日本です。
どちらも、独特の香りがあるといった点では共通点があります。
まとめ
以上が「クレソン」と「セリ」に違いになります。