「伏せる」と「覆う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「伏せる」と「覆う」の違いとは?違い

この記事では、「伏せる」「覆う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「伏せる」とは?

下の方に向ける、うつむかせる、腹ばいになる、上や表になる側を下に向ける、隠す、知れ渡らないようにする、横にする、寝かせる、倒すなどの意味がある言葉です。

また、賭博の隠語として、壷に賽を入れてそれを自分の前に伏せることをいう場合もあります。


「覆う」とは?

上部から何かを広げてその内部にあるものを隠す、あるものが広がってその下にあるものを視覚的に隠す、あるものを他のものの上にかぶせて隠したり守ったりする、事実を分からなくするなどの意味がある言葉です。


「伏せる」と「覆う」の違い

「伏せる」「覆う」の違いを、分かりやすく解説します。

「伏せる」「覆う」の違いは、「伏せる」は、下に向ける、隠す、倒すなどの動作を表します。

その一方で、「覆う」、は上にかぶさる、隠す、満たすなどの状態を表すという点にあります。

また、「伏せる」は主に人や動物などの生き物に対して使われることが多く、「覆う」は主に物や場所などに対して使われることが多いという傾向があると考えられます。

「伏せる」の例文

・『あなたの犬は、伏せることが不可能なのかな?』
・『この場では、あの契約書の内容は伏せるようにしましょう』

「覆う」の例文

・『真っ白な雲が山の頂を覆うように飛んでいる』
・『彼女は美しい白いベールで顔を覆うことにした』

まとめ

「伏せる」「覆う」は、どちらも何かを隠す、という意味を持つ動詞ですが、使い方に違いがあります。

「伏せる」は、下に向ける、腹ばいになる、知られないようにする、横にするなどの意味があります。

その一方で、「覆う」は、一面に広がってかぶさる、表面に物を広げて外界からさえぎる、すみずみまで行き渡って満たす、つつみ隠すなどの意味があります。

それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。

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