この記事では、「分かった」と「理解できた」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「分かった」とは?
相手が話す内容を理解したと伝える言葉が「分かった」【わかった】です。
「今日は残業で遅くなる」と言われたとき、どうして遅くなるか理解して、状況を把握した側が返事するときに使うのです。
また、「今日はお米がないからパンにした」と言われたときは、なぜそのような状況になったか理由を具体的に受け止める側が返事するときに使います。
「理解できた」とは?
話す内容をしっかり把握し、状況を飲み込めたと伝える際に使う言葉が「理解できた」【りかいできた】です。
例えば、相手が今度立ち上げる企画の内容を説明してきたとき、自分がすべて理解したと伝えます。
職場では目上の人に失礼なく伝えるときに使うわけです。
また、状況を理解して、飲み込めたとき「何が起きたか理解できた」と使う場合もあります。
「分かった」と「理解できた」の違い
ここでは「分かった」と「理解できた」の違いを、分かりやすく解説します。
人が説明した内容を理解して、受け入れたときに伝える言葉を「分かった」といいます。
承知したと伝えられる言葉でもあり、何が起きたか具体的に内容を把握できたと使える言葉です。
もう一方の「理解できた」も了解したといえる言葉ですが、「分かった」よりも真面目な状況で伝える言葉になります。
また、その状況になった理由について把握したとき、「何が起きたか理解できた」と使える言葉です。
「分かった」の例文
・『親が会合で遅くなると言うので、分かったと伝えた』
・『なぜ家の外に人が集まっていたか、その理由が分かった』
「理解できた」の例文
・『なぜ集合住宅でガス爆発が起きたか理解できた』
・『上司の言葉が理解できたので、仕事に取り掛かった』
まとめ
同じように相手の話す内容を解読し、受け止めたという場面で使う言葉ですが、何が起きたか具体的に理由が「分かった」、「理解できた」とも伝えられると覚えて、場面により使い分けてみるといいでしょう。