この記事では、「支那そば」【しなそば】と「中華そば」【ちゅうかそば】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「支那そば」とは?
中国で誕生した麺料理が「支那そば」【しなそば】といいます。
当時は南京そばといった言い方をしていましたが、1910年の明治に入ると来々軒という浅草にある中華店で働いていた中国人に、本場の麺料理をスープから作ってもらった料理に対して命名したのがこの料理だったのです。
さらに日本では変わっていき、戦争後に日本では「支那そば」を「中華そば」というようになったのです。
「中華そば」とは?
「支那そば」を日本では戦後になると「中華そば」【ちゅうかそば】というようになり、現在では広い範囲で使われています。
材料や麺の作り方はすべて「支那そば」と同じであり、盛り付ける具材も素朴なものを彩りよく簡単に盛り付けるところも同じです。
そのため、味も麺の食感もほとんど同じであるため違う点はありません。
日本での「中華そば」はチャーシューにメンマ、葱、ナルトといった具をのせるのが一般的です。
味は鶏がらを中心にさっぱりした醤油味で作られているのが一般的になります。
「支那そば」と「中華そば」の違い
「支那そば」と「中華そば」の違いを、分かりやすく解説します。
ラーメンの本場である中国で「南京そば」と呼ばれていた料理が、明治時代に国内で作られるようになったとき「支那そば」と呼ばれました。
それが昭和に入ると日本人の間では「中華そば」と言うようになり、現在でも使われています。
この2つの料理はその場所によって異なる理由には、日本に入ってきたときの時期によるものです。
明治初期に入ってきたときは「南京そば」と呼ばれていて、中期には「支那そば」との料理名で広まりました。
それが、東京で戦争が終わった後に広まったラーメンを「中華そば」というようになったのです。
まとめ
どちらも麺料理を指す言葉ですが、時代と共に呼び方の違いがありますので、いつ、どのタイミングでどう変わったか資料などで調べてみるといいでしょう。
