この記事では、「支払い」と「決済」の違いを分かりやすく説明していきます。
「支払い」とは?
「支払い」は「しはらい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「品物やサービスなどに対して、代金を渡すこと」という意味です。
2つ目は「債務履行として金銭を渡すこと」という意味です。
「支払い」の言葉の使い方
「支払い」は名詞として「支払いする・した」「支払いが遅れる」「支払い日」などと使われ、動詞形は「支払う・支払った」になります。
「し」は動詞「す」の連用形で、動作を強調する意味があり、「支」は当て字です。
「払い」は動詞「払う」の連用形が名詞化した言葉で「代金・料金などを渡すこと」という意味、「支払い」で、「ある取引に対し、代金・料金を渡すこと」になります。
「決済」とは?
「決済」は「けっさい」と読みます。
意味は「定められた方法で金銭を受け渡し、売買取引を終了すること」です。
売買契約を結んだ商品やサービスに関して、契約通りに金品を受け渡し、取引を終わらせることを表します。
「決済」の言葉の使い方
「決済」は名詞として「決済する・した」「銀行決済」「決済書」などと使われます。
「決」は「き(める)」とも読み「きっぱり」「思い切って」「最終的に定める」という意味、「済」は「す(み)」とも読み「助ける」「救う」「仕上げる」という意味、「決済」で「お金を払って最終的に終わらせること」になります。
「支払い」と「決済」の違い
「支払い」は「ある取引に対し、代金・料金を渡すこと」です。
「決済」は「お金を払って最終的に終わらせること」です。
「支払い」の例文
「支払い」の例文は以下の通りです。
・『クレジットカードで支払いする』
・『支払いは現金の方が安心だ』
・『代引き商品の支払いをする』
「決済」の例文
「決済」の例文は以下の通りです。
・『ネットショップはクレジット決済が便利だ』
・『買掛金を決済する』
・『手形の決済日が迫っている』
まとめ
今回は「支払い」と「決済」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
