この記事では、「私」【わたし・わたくし】と「わたし」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「私」とは?
相手に対して、自分のことを指し示すとき「私」【わたし・わたくし】といいます。
とくに、文章で相手と交流するとき、「私もそう思います」と自分が強く共感している気持ちを伝えるわけです。
また、ビジネスシーンでは「わたくし」といい、目上の人に対して失礼がないよう丁寧に自分の気持ちを伝えるとき使う場合もあります。
「わたし」とは?
日常的に自分を指すとき「わたし」といいます。
堅苦しい場面で使うのではなく、親しい人と文章で気持ちをさりげなく伝えるとき使う一人称です。
使い方としては、「わたしも同じ気持ち」と友人や家族といった親しい人とさりげなく共感する気持ちを示すわけです。
「わたしの服、千円以下だった」と気軽に情報を伝えたいと思う場面でも使われています。
「私」と「わたし」の違い
「私」と「わたし」の違いを、分かりやすく解説します。
ビジネスシーンや改まった場面で自分のことを指す言葉を「私」といいます。
「私事で恐縮では御座いますが」と自分を主張せず、控えめに目上の人に失礼なく伝えるときに使う言葉です。
もう一方の「わたし」は、自分のことを砕けて言う場合に使われています。
とくに、友人や家族といった親しい間がらでは、「わたしはこう思う」と自分の気持ちを気軽に伝えられる言葉です。
「私」の例文
・『私の事情で皆様の足を引っ張り、ご迷惑をおかけしました』
・『私事で大変恐縮ではございますが、午後に退社させて頂きます』
「わたし」の例文
・『わたしはいつも早とちりしてしまい、人を心配させる』
・『あなたとわたしは性格がすごく似ていると親友に伝えた』
まとめ
どちらも同じ意味がある言葉ですが、ビジネスシーンか私生活で使うかの違いがありますので、自分なりに文章を書くときはうまく使い分けてみるといいでしょう。