この記事では、「予熱」と「余熱」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予熱」とは?
「予熱(よねつ)」とは、エンジンや機器などを作動しやすくするために、あらかじめ加熱しておくことを言います。
「予熱」の「予」は「あらかじめ」、「前もって」、「よろこぶ」などの意味があります。
また、「熱」は「あつい」、「ねつ」、「温度が高い」などを表しています。
「余熱」とは?
「余熱(よねつ)」とは、火や電気を消した後に、冷めきらないでまだ残っている熱のことを言います。
「余熱」の「余」は、「あます」、「あまり」、「あまる」などの意味を持っています。
さらに「熱」は、前述のとおりの意味になります。
「予熱」と「余熱」の違い
「予熱」と「余熱」の違いを、分かりやすく解説します。
「予熱」とは、エンジンや機器などを使用する前に、あらかじめ加熱しておくことを言います。
一方、「余熱」は火や電気を消しても、まだ残っている熱のことを表しています。
「予熱」はあらかじめ加熱することを意味していますが、「余熱」は火や電気を消した後に残る熱のことを指しているので、この点に違いがあります。
「予熱」の例文
・『予熱を利用することで、エネルギーの節約にも繋がります』
・『車を運転する前に、エンジンを始動し、予熱する』
・『オーブン調理の前に、前もって予熱をセットしておく』
・『溶接の作業を行う前に予熱をする』
「余熱」の例文
・『余熱は「ほとぼり」と言うこともできます』
・『鍋の余熱を利用して、食材を柔らかくします』
・『夜になっても、昼間の暑さの余熱がまだ残っているようです』
・『電気コンロの余熱を利用する』
まとめ
「予熱」は漢字の意味で見てみると、「予め熱する」のような意味合いになります。
また、「余熱」は漢字の意味でみると、「余りの熱」と言うような意味合いになります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。