「巻き起こす」と「引き起こす」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「巻き起こす」と「引き起こす」の違いとは?違い

この記事では、「巻き起こす」「引き起こす」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「巻き起こす」とは?

風が吹いて地面から土を巻き上げるところから、世間が驚くような問題を引き起こすことを「巻き起こす」【まきおこす】といいます。

まったく予想だにしなかったことを平気でやってしまう行動に周囲は酷く動揺するわけです。

使い方は「嵐を巻き起こす」といえばみなを驚愕させる問題を起こす原因を作り、多くの人を巻き込んでしまう問題になってしまいます。


「引き起こす」とは?

自らが原因で悪い状況にしてしまうことを「引き起こす」【ひきおこす】といいます。

例えば、赤信号を見落とした運転手が原因で、横からきた車が衝突して事故を起こす原因になることを指すのです。

「事件を引き起こす」といえば、自分の過失で世の中を驚かせて、恐怖に陥れるほどの問題を起こす人になってしまうといった意味になります。


「巻き起こす」と「引き起こす」の違い

「巻き起こす」「引き起こす」の違いを、分かりやすく解説します。

多くの人が驚くような問題を自らの行動によって起こすことを「巻き起こす」といいます。

予想だにしない物事を意図的に作り上げて周囲を動揺させ、騒動にまで発展してしまうのです。

もう一方の「引き起こす」は、事故や事件が起きた原因を作る人の行動を指します。

例えば、川の水質が悪化した原因を起こしたのは飲食店から出る汚水が原因だったと伝える言葉です。

「巻き起こす」の例文

・『問題を巻き起こした妹がまったく反省していなかった』
・『まだ20歳にして美容界に新しい旋風を巻き起こす男性が現れた』

「引き起こす」の例文

・『問題を引き起こす彼の行動は職場の雰囲気を悪くする』
・『味覚音痴の彼女が作る塩辛い料理は腹痛を引き起こす』

まとめ

「起こす」ところは同じですが、「巻」「引」の違いによりまた違った使い方ができます。

どのような点に注意して使えばいいか学んでみましょう。

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