この記事では、「悪寒」と「鳥肌」の違いを分かりやすく説明していきます。
「悪寒」とは?
「悪寒」は「おかん」と読みます。
意味は、「全身がぞくぞく震える様な不快な寒気のこと」です。
発熱する時など身体的な不調が原因のこともあれば、精神的に嫌な刺激が原因のこともあります。
「悪寒」の言葉の使い方
「悪寒」は名詞として「悪寒がする・した」「悪寒が生じる」などと使われます。
「悪」は「わる(い)」とも読み「正しくない」「良くない」「不快な・嫌な」という意味、「寒」は「さむ(い)」とも読み「冷たい」「ぞっとする」という意味、「悪寒」で「ぞっとする不快な寒気のこと」になります。
「鳥肌」とは?
「鳥肌」は「とりはだ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「羽をむしり取った鳥の皮の様に、皮膚がぶつぶつになる現象」という意味です。
筋肉が収縮して毛穴が逆立つ生理現象で、寒さにより生じることもあれば、恐怖や驚きなど精神的に強い刺激が原因のこともあります。
2つ目は、「比喩的に、すごいと感じること」という意味です。
「鳥肌」の言葉の使い方
「鳥肌」は名詞として「鳥肌が立つ・立った」「鳥肌もの」などと使われます。
鳥の肌がぶつぶつしていることが由来の言葉で、寒さや恐怖などで肌がぶつぶつになる状態を表すこともあれば、比喩的に強く驚いたり感動することに使われることもあります。
「悪寒」と「鳥肌」の違い
「悪寒」は「ぞっとする不快な寒気のこと」です。
「鳥肌」は「寒さや恐怖などで肌がぶつぶつになる状態」転じて「比喩的に強く驚いたり感動すること」です。
「悪寒」の例文
「悪寒」の例文は以下の通りです。
・『悪寒がして高熱が出る』
・『食あたりで悪寒がする』
・『このトンネルは悪寒がする』
「鳥肌」の例文
「鳥肌」の例文は以下の通りです。
・『寒くて鳥肌が立つ』
・『お化け屋敷に入って鳥肌が立つ』
・『鳥肌ものの素晴らしいプレイを見せる』
まとめ
今回は「悪寒」と「鳥肌」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。