「予知夢」と「正夢」はどちらも夢に関する言葉です。
それぞれどのような夢のことでどんな特徴で区別されているのでしょうか。
今回は、「予知夢」と「正夢」の違いを解説します。
「予知夢」とは?
「予知夢」とは、「これから起きる未来の出来事を見る夢」を意味する言葉です。
「予知夢」の使い方
まだ起きていない未来の出来事を前もって知ることを「予知」といいます。
予知にはいろいろな手段がありますが、未来を予知できる内容の夢を「予知夢」といいます。
一般的には睡眠中に夢としてみた現象がそのまま現実でも起きたときに後付で使いますが、未来を見通す超能力の一種としての意味でも使われる言葉です。
「正夢」とは?
「正夢」とは、「見たことが本当になる夢」を意味する言葉です。
「正夢」の使い方
夢で見た内容が実際の出来事として本当に起きることを指します。
睡眠中に見る夢は記憶の整理作業の途中で頭に浮かぶものだとされており、ありえそうな出来事を夢で見る可能性は少なくありません。
夢で見たことが実際に起きると聞くと不可思議な現象に思えますが、夢のバリエーションを考えれば正夢はそれなりの可能性で発生してもおかしくはなく不思議なことは何もないありふれた夢の一種です。
「予知夢」と「正夢」の違い
「予知夢」と「正夢」はどちらも夢で見た内容が実際に起きることを表します。
言葉の意味としてはほぼ同じですが「予知夢」が未来の出来事をあらかじめ先回りして見ているニュアンスなのに対し、「正夢」は夢が先にあって夢を再現するように現実の出来事が起きるという後追いのニュアンスを含んでいます。
「予知夢」が本編の一部を先に見る予告編のような位置付けなら「正夢」はその通りになぞられる台本のような位置付けです。
「予知夢」の例文
・『予知夢で来週地震が起きることを知った』
・『予知夢に従って危険を回避する』
「正夢」の例文
・『夢の通りに財布を拾い正夢になった』
・『何度も繰り返し見る夢は正夢になりやすい』
まとめ
「予知夢」と「正夢」はとてもよく似た意味ですがニュアンスに若干の違いがあります。
科学的な根拠はありませんが夢に不思議な力があると信じる人はたくさんいます。
気になる夢は何かの知らせかもしれないので忘れないようにしましょう。