「陽極」と「陰極」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「陽極」と「陰極」の違いとは?違い

この記事では、「陽極」「陰極」の違いを分かりやすく説明していきます。

「陽極」とは?

陽極は、ようきょくと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、積極的や能動的、日の光等といった意味を持っている陽の漢字に、でんきょくとか物事の中心等といった意味を有する極の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に陽極は、対となっている2つの電極の中で、電位が高い方を表すのです。

電子回路においては、電流が外部回路に流出する方の極の方が、この陽極となっています。


「陰極」とは?

陰極は、いんきょくと読むべき言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、消極的や受動的である、かげといった意味の陰の漢字に、じきょくとかでんきょくといった意味がある極の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から陰極は、対となっている2つの電極の内で、電位が低い側の電極を示すのです。

電位が低いため、電流は電圧が高い陽極から、この陰極へと流れる事になっています。


「陽極」と「陰極」の違い

陽極と陰極の漢字表記を比較してみると、最初の漢字が陽と陰という違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。

所がその後に続く極の漢字は同じであり、更にどちらも電極を表現する言葉となっています。

とはいえ明らかな違いもあり、陽極は2つの電極の内で電位が高い方の電極を表すのです。

もう一方の陰極は、逆に電圧が低い方の電極を示します。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも電極を指し示す言葉となっているのです。

ただし同じ電極でも特徴に大きな相違点があるので、そこを踏まえれば間違えずに使い分けを行う事が出来ます。

ちなみに陰極は、2つある電極の中で電位が高い側の電極に対して使われる言葉です。

対する陰極は、2つの電極の内で電位が低い側の電極を表現する言葉として、用いられています。

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