この記事では、「ご機嫌斜め」と「不機嫌」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご機嫌斜め」とは?
上記は、機嫌が下り坂という意味で要は機嫌が悪いことを意味します。
なお、「ご機嫌斜め」は、第3者の様子が不機嫌であるという意味になるので、自分で自分の機嫌が悪いことを「ご機嫌斜め」とは言わないです。
自分で自分の機嫌が悪い場合は、「機嫌が悪い」とか、「不機嫌」であると言えば周囲に伝わるので、自分の機嫌が悪い場合、「不機嫌」というのが正しいです。
「不機嫌」とは?
「不機嫌」は、機嫌が悪いことで、対象となる者は、機嫌が悪い人物全員で自分も対象となります。
この言葉の利点は、誰でも対象に可能であるという点で、機嫌が悪いと見て取れる人物であれば、自分や隣の人もしくはテレビの中に登場している人物ですら対象とすることが可能です。
よって、「不機嫌」は、誰がという部分がはっきりしていれば、誰でも機嫌が悪いと言い切ることができる便利なワードになります。
「ご機嫌斜め」と「不機嫌」の違い
両者の違いは、機嫌が悪いという人物の対象が第3者だけであるか、自分も含めるかという違いです。
「不機嫌」は、機嫌が悪いということを自分も対象とすることが可能ですが、「ご機嫌斜め」は、自分以外の機嫌が悪い人物なので、自分を対象にできません。
「ご機嫌斜め」の例文
・『ご機嫌斜めな彼女』
「不機嫌」の例文
・『不機嫌な彼女』
まとめ
「ご機嫌斜め」は、対象となる人物は、自分以外になり、自分に対して、「ご機嫌斜めである」という言葉を使用することはできません。
逆に、「不機嫌」は、自分も対象にできるうえ、対象となる者を選ばないので、テレビの中に登場している人物ですら、機嫌が悪そうに見えれば、「不機嫌」が成立します。
なので、「不機嫌」のほうが機嫌が悪いということを追求するうえでは便利で、対象を選ばない点が便利な言葉であると言えます。