「応援する」と「援護する」は双方とも「援」の字が使われた言葉ですが、詳細な意味合いが異なるため使い分けることが必要です。
この記事では、「応援する」と「援護する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「応援する」とは?
「応援する」は「相手に力を貸してサポートすること」、「はげますこと」、「試合などで拍手、声援を送って味方のチームや選手を元気づけること」を意味します。
漢字の「応」には「受け応える」や「したがう」「ふさわしい」といった意味があり、「援」には「助ける」「救う」「力を貸す」「引き上げる」などの意味が含まれています。
「援護する」とは?
「援護する」は「困っている人をかばって助けること」を意味する言葉です。
漢字の「援」は「助ける」や「救う」「力を貸す」「引き上げる」などの意を表し、「護」は「守る」「かばう」「助ける」といった意味を持ち合わせています。
「応援する」と「援護する」の違い
「応援する」と「援護する」の違いを分かりやすく解説します。
「応援する」は「相手に力を貸してサポートしたり、はげましたりすること」および「味方のチームや選手に拍手や声援を送って元気づけること」を意味します。
一方、「援護する」は「困っている状況の人をかばい、手助けすること」を示す言葉です。
どちらの言葉も、主に人に対して用いられます。
「応援する」の例文
「応援する」は、人に力を貸して手助けしたり元気づけたりする場面、味方の選手やチームに声援を送ってはげましたりする場面で使用されます。
日常生活でも気軽に使われるポピュラーな表現です。
・『観客の応援に励まされて最後まで投球できた』
・『忙しくなってきたので、レジの応援をお願いします』
「援護する」の例文
「援護する」は、困っている状況の人をかばって助ける場面で用いる言葉です。
「援護の手を差し伸べる」などの言い回しがあります。
・『彼はいつも、苦労している若者に援護の手を差し伸べている』
・『吹雪の中で立ち往生している人を援護した』
まとめ
「応援する」は「人に力を貸してはげますこと」を示し、「援護する」は「困っている人を助けること」を示します。
どちらも人を思いやる気持ちが含まれているのが特徴です。
両者の意味や使い方を学んで、シーンに合わせて使い分けましょう。