「嬉しく思います」と「嬉しく存じます」の違いとは?分かりやすく解釈

「嬉しく思います」と「嬉しく存じます」の違いとは?違い

目上の方に対して、何かに対して喜んでいることを伝えるために使用するのが「嬉しく存じます」という言葉です。

それでは、この「嬉しく存じます」とはどういう意味でしょうか。

また、「嬉しく思います」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「嬉しく思います」「嬉しく存じます」の違いを分かりやすく説明していきます。

「嬉しく思います」とは?

「嬉しく思います」とは、こちらが何かに対して嬉しく思っているということを伝えるために使用する言葉です。

「ます」という語尾で丁寧語の形式になっているので、失礼な言い方というわけではありませんが、目上の人い使うのは適切ではありません。


「嬉しく存じます」とは?

「嬉しく存じます」とは、こちらが何かに対して嬉しく思っているということを伝えるために使用する言葉です。

「存ずる」という謙譲語の形で「思う」ということを表現しているため、目上の人に対して使用することができます。


「嬉しく思います」と「嬉しく存じます」の違い

「嬉しく思います」「嬉しく存じます」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、自分が嬉しいと言う思いを抱いているということを伝えるために使う言葉であることは同じですが、その敬語としてのレベルがまったく違います。

つまり、「嬉しく思います」は、単純に「ます」という丁寧な語尾を付け加えただけなのに対して、「嬉しく存じます」のほうは、「存ずる」という謙譲語を使用したレベルの高い敬語です。

そのため、目上の人に対して使用する場合は、間違いなく「嬉しく存じます」を使うべきです。

まとめ

この記事では、「嬉しく思います」「嬉しく存じます」の違いを、解説してきました。

この2つに関しては、単純な丁寧語と、謙譲語を使用した敬語というレベルの差があるものとして説明しました。

このように、敬語のレベルを上げるのは、尊敬語と謙譲語であり、得意に通常の形とは異なった形の単語を使用する方がより高いレベルになります。

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