「ノコギリザメ」と「ノコギリエイ」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「ノコギリザメ」と「ノコギリエイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ノコギリザメ」とは?
「ノコギリザメ」はサメという名が付いていることからわかるようにサメの一種です。
ノコギリザメ目ノコギリザメ科に属し、見た目の特徴は鼻先がノコギリのような形になっている点にあります。
そのノコギリのような鼻先を使用しエサを捕獲しています。
その鼻先には2本の髭があり、ノコギリ部分では生体電気を感知することも可能。
そのため、砂などに隠れているエサを探し出すことも可能になっています。
最大1. 7メートルまで成長することができ、40メートル以上の深い海に生息しています。
また、日本では「ノコギリザメ」は食用とされており、捕獲された「ノコギリザメ」は練り物に加工され販売されています。
「ノコギリエイ」とは?
「ノコギリエイ」はエイという名が付いていることからわかるようにエイの一種です。
ノコギリエイ目ノコギリエイ科に属し、見た目の特徴は鼻先がノコギリのような形になっている点にあります。
髭はありませんが、生体電気を感知することは可能です。
最大7メートルもの大きさに成長し亜熱帯や熱帯の地域に多く生息しています。
乱獲が行われた結果、現在では絶滅危惧種にされている「ノコギリエイ」。
ワシントン条約の附属書1種に登録されています。
「ノコギリザメ」と「ノコギリエイ」の違い
「ノコギリザメ」は、ノコギリザメ目ノコギリザメ科に属するサメ。
「ノコギリエイ」は、ノコギリエイ目ノコギリエイ科に属するエイといった明確な違いがあります。
見た目の違いとしては、「ノコギリザメ」は「ノコギリエイ」に比べ小型。
「ノコギリザメ」にある髭は「ノコギリエイ」にはない。
生息地息は、「ノコギリザメ」は40メートル以上の深い海。
「ノコギリエイ」は沿岸部。
といった違いもあります。
まとめ
以上のことから、見た目がよく似た両者ですが明確な違いが存在するものとなります。