この記事では、「加速度」【かそくど】と「重力加速度」【じゅうりょくかそくど】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「加速度」とは?
速度が1秒ごとに上がる速さを「加速度」【かそくど】といいます。
単位時間当たりに見せる物体の速さが変化する率を示すものです。
例えば、物体が前に進むため速度を上げるといったその動きこそが「加速度」になります。
時間あたりの速度が変わっていくときの変化量を指すものであり、表示するときはベクトルで表すのが一般的です。
「重力加速度」とは?
高い場所から物体を落としたときにかかる速度を「重力加速度」【じゅうりょくかそくど】といいます。
物や動物といった物体は、地球上から発せられる重力といった引力によって地面に引っ張られ、下へと向かって落ちるわけです。
このとき、遠心力が加わることによりさらに加速度が増していきます。
そのため、重さによって加速度が変わるのではなく、加わる強さによって「重力加速度」が違ってきます。
「加速度」と「重力加速度」の違い
「加速度」と「重力加速度」の違いを、分かりやすく解説します。
物体が動くとき速度が増す、その割合の度合いを表記するとき使う言葉が「加速度」です。
例えば、2秒ごとに速度が上がるときは20【m/s】ずつ上がります。
このようなところから、「AIの知能が加速度的に上がった」といった使い方するわけです。
もう一方の「重力加速度」は遠心力と地球上からの強い引力により速度が変わってきます。
そのため、質量が小さくても大きいとしても加速度は変わりません。
変わる理由には、地球からの引力に遠心力が加わってからはじめて速度が変わるのです。
例えば、ボールを3階から落としたとき、2階に向かうにつれて加速を増していき、最終的に1階に行き着くときはさらに速さを増すのはまさに「重力加速度」がかかっている表れとなります。
まとめ
どちらも似ている言葉ですが、重力が加わるかの違いがありますので、自分なりに異なる点はどこか見比べてみるといいでしょう。