「順応」と「対応」の違いとは?分かりやすく解釈

「順応」と「対応」の違いとは?違い

この記事では、「順応」「対応」の違いを分かりやすく説明していきます。

「順応」とは?

「順応」「じゅんおう・じゅんのう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「環境や境遇の変化に合わせて、性質や行動が変わること」です。

2つ目は「外界から刺激に対し、生物の感覚器官が慣れていくこと」という意味です。


「順応」の言葉の使い方

「順応」は名詞として「順応する・した」「順応させる・させた」などと使われます。

「順」「筋道に従って進むこと」「相手に付き従う」という意味、「応」「問いや呼びかけにこたえる」「外からの求めや働きかけを受けて動く」という意味、「順応」「外から受けた働きかけに従い変わること」になります。


「対応」とは?

「対応」「たいおう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「2つの同じ種類のものが向かい合った状態」という意味です。

2つ目は「あるものごとが違うものと対立・相当すること」という意味です。

3つ目は「互いにつりあいが取れていること」という意味です。

4つ目は「周囲の状況に合わせて動くこと」という意味です。

「対応」の言葉の使い方

「対応」は名詞として「対応する・した」「対応させる・させた」などと使われます。

「対」「つい」とも読み「二つが向き合う」から転じて「相手になって受け答えする」という意味、「応」「問いや呼びかけにこたえる」「外からの求めや働きかけを受けて動く」という意味、「対応」「外から受けた働きかけの相手になり受け答えすること」になります。

「順応」と「対応」の違い

「順応」「外から受けた働きかけに従い変わること」です。

「対応」「二つのものを向き合わせること」「外から受けた働きかけにこたえること」です。

「順応」の例文

「順応」の例文は以下の通りです。

・『子供は新しい環境にすぐ順応できる』
・『次第に社会人の生活に順応する』
・『爬虫類が水のない場所に順応していく』

「対応」の例文

「対応」の例文は以下の通りです。

・『クレーム対応に追われる』
・『うっかりミスへの対応策を考える』
・『最初と最後の符号を対応させる』

まとめ

今回は「順応」「対応」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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