この記事では、「起用」と「採用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「起用」とは?
「起用」は「きよう」と読みます。
意味は「今までその役で使われていなかった人材を、取り立てて役を与えること」です。
内部でそれまで使っていなかった人を、ある目的で使うことを表します。
「起用」の言葉の使い方
「起用」は名詞として「起用する・した」「起用される」などと使われます。
「起」は「lお(きる)」とも読み「高くせりあがる」「仕事・活動を始める」という意味、「用」は「もち(いる)」とも読み「使う」「役立てる」「やっておくべき仕事」という意味、「起用」で「役立つ様に仕事を与えること」になります。
「採用」とは?
「採用」は「さいよう」と読みます。
意味は「人材・意見・やり方など、適当であると思われるものを取り上げて使うこと」です。
外部から役立ちそうなものを取り込んで使うことを表します。
「採用」の言葉の使い方
「採用」は名詞として「採用する・した」「採用される」「即採用」などと使われます。
「採」は「と(る)」とも読み「取り出す」「取り入れる」「拾い集める」という意味、「用」は「使う」「役立てる」「やっておくべき仕事」という意味、「採用」で「取り入れて役立てること」になります。
「起用」と「採用」の違い
「起用」は「役立つ様に仕事を与えること」です。
「採用」は「取り入れて役立てること」です。
「起用」の例文
「起用」の例文は以下の通りです。
・『プロジェクトチームへの起用が決まる』
・『ドラマの主役に新人が起用される』
・『大会での先発メンバーに起用する』
「採用」の例文
「採用」の例文は以下の通りです。
・『面接を受け秘書として採用される』
・『営業会議でアイデアが採用される』
・『残念ながら今回は採用を見送らせていただきます』
まとめ
今回は「起用」と「採用」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。