はちみつ界のKing & QUEEN、その違いを徹底解説!
この記事では、「れんげはちみつ」と「アカシアはちみつ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「れんげはちみつ」とは?
言わずと知れたはちみつの王様と言われる存在。
濃厚かつまろやかな味わいで人気を誇り安価なのも特徴だと言っていいでしょう。
当然ながら“れんげ”の花から獲れた花の蜜のものを指します。
色は一般的に蜜源の花により違うとともにその生産国の環境によっても多少の濃淡が存在しますが、オレンジに寄った黄金色なのが特徴。
「アカシアはちみつ」とは?
その名前はアカシアであるもの侵略的外来種のニセアカシアの花が蜜源なのが特徴だと言っていいでしょう。
雨後の筍の様に繁殖、食事や風呂に薪が貴重な資源だった時代には薪に加えて蜂蜜が採れる事で重宝されました。
その実侵略的外来種でありながらも、日本におけるはちみつの生産量の半数以上を占めているのが現状。
採れる蜜の色は黄金色、比較的はちみつのなかではサラッとしており、その味わいから“はちみつの女王”と呼ばれるほど。
主成分は果糖が多めなのも特徴です。
「れんげはちみつ」と「アカシアはちみつ」の違い
「れんげはちみつ」と「アカシアはちみつ」の違いを、分かりやすく解説します。
当然ながら蜜源の花が違うのは大前提。
大きく違うのはその成分だと言っていいでしょう。
多くのはちみつは主成分がブドウ糖と果糖からなります。
前者はブドウ糖が多いのが特徴。
それゆえに冬によく見掛ける結晶化を起こしやすいのは圧倒的に「れんげはちみつ」だと言っていいでしょう。
これは「れんげはちみつ」に限らず、みかんや菜の花などを蜜源としたはちみつの特徴です。
逆に「れんげはちみつ」と表記されたもので14度以下の環境で結晶化が生じない場合は純粋はちみつではない可能性が高いと言えるでしょう。
一方の「アカシアはちみつ」は果糖が多いため、結晶化は生じづらいと言えます。
これ以外には前者はとろみがあり、後者はサラッとしているのが特徴。
また蜜の色も基本的にはオレンジに近い黄金色なのが前者。
後者は純たる黄金色の特徴を持ちます。
但しこれに関しては蜜源の花の生産国、生産地域によって多少の濃淡が生じます。
まとめ
「れんげはちみつ」は蜜源がれんげの花からで、はちみつの王様と呼ばれます。
とろみとコクがあるのが特徴でオレンジに近い黄金色です。
主成分にブドウ糖が多いため、14度以下の環境では結晶化を起こします。
「アカシアはちみつ」ははちみつの女王と呼ばれ、サラッとした甘味が特徴。
その味わいの違いは主成分が果糖が多めな事が由来だと言っていいでしょう。
知名度ではやはり王様の「れんげはちみつ」が上ですが国内における生産量は「アカシアはちみつ」が多くなっています。