「補装具」と「福祉用具」の違いとは?分かりやすく解釈

「補装具」と「福祉用具」の違いとは?違い

「補装具」「福祉用具」はどちらも活動を助ける用具を指す言葉です。

2つの用具はそれぞれ具体的にどのようなものなのでしょうか。

今回は、「補装具」「福祉用具」の違いを解説します。

「補装具」とは?

「補装具」とは、「失われた人体の一部や身体機能技能の代替として体に装着し使用する装具」のことです。


「補装具」の使い方

簡単に言うと「肉体の代わりとして機能する道具の総称」です。

人間の体は手や足、目や耳などさまざまな部位がそれぞれ異なる役割で働きます。

生まれつき不自由だったり怪我や病気で失ったりなどの理由により身体の一部が正常に機能しないと不便が発生します。

そのような不便を解消する目的で使用する道具が「補装具」です。

失われた機能を補うために装着する道具の総称で手足の代わりに使う義手や義足、歩行機能を代替する車椅子、低い聴力を補う補聴器などが「補装具」に当たります。


「福祉用具」とは?

「福祉用具」とは、「介護や介助が必要な人の活動をサポートする道具」です。

「福祉用具」の使い方

介護や介助が必要な人でも生活の全てに助けが必要なわけではありません。

風呂に入れたり食事の準備をしたりなど活動の中には自分でできることもあります。

介護や介助が必要な人の日常生活能力を維持し毎日の動作を通じて改善が見込めるような道具を「福祉用具」といいます。

歩行を補助する手すりや入浴で使うシャワーチェアなど、それがあることで介護や介助を受けることなく日常生活を送れるようにする道具が「福祉用具」です。

「補装具」と「福祉用具」の違い「補装具」と「福祉用具」の違いは「目的」です。

「補装具」は失われた身体や機能の代わりにすることが目的なのに対し「福祉用具」は人によるサポートを受けずに活動できるようにするのが目的です。

まとめ

「補装具」「福祉用具」はどちらも活動をサポートする用具を指す言葉ですが利用目的の違いで区別されます。

年を取って体が弱ればすべての人に関わってくる言葉なので意味を正しく知っておきましょう。

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