「暴風」と「爆風」の違いとは?分かりやすく解釈

「暴風」と「爆風」の違いとは?違い

この記事では、「暴風」「爆風」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「暴風」とは?

風速32.6m/sといった強い風が吹きつけることを「暴風」【ぼうふう】といいます。

人が外を歩けば倒れてしまい、まともに目的地へ行けない状況を指すわけです。

車も横から吹きつける強い風により今にも転倒するのではないかと思うほどで、危険な状況なため外出は避けたほうがいいと天気予報でも忠告する状況になります。

このような暴れるほどの風が吹きつける状況では建物の壁が落ちたり、足場が崩壊するといった現象も見られるなど、色々なところで被害が出てくるのです。

また、家の前に置く自転車や鉢植えを家の中に入れなければ吹き飛ぶ危険性が高い状況になります。


「爆風」とは?

まるで爆弾が当たったかのような鋭い風が屋根や壁に叩きつける状況を「爆風」【ばくふう】といいます。

風速54m/s以上の風が吹きつけ、大型トラックやバスさえ横転して、吹き飛んでしまう猛烈な風が吹きつけるのです。

元々は爆弾が爆発したとき、圧力上昇によって広い範囲に伝わる衝撃波を指します。

過去には降下した街が一瞬にして人をも溶かす高温の熱波と、数キロ先の頑丈なコンクリートの建物を破壊する威力がある原子爆弾が投下されました。

この爆弾が降下すれば空中で数十万気圧といった高圧により急に空気が膨張するため、激しい「爆風」を伴う衝撃波で吹き飛ばしてしまうのです。


「暴風」と「爆風」の違い

「暴風」「爆風」の違いを、分かりやすく解説します。

速度を出す車であればハンドルを取られてしまうほどの強い風が吹き付けてきたり、看板が落ちそうになるといった状況になるのが「暴風」です。

人はまともに歩けなくなり、自転車なら横転する危険な状況でもあります。

また、果実の大半は地面に落ち、畑の野菜は転がり、食べられなくなるといった被害も出るため事前に対策が必要です。

もう一方の「爆風」は人や車、建物でさえ一瞬にして吹き飛ばす激しい風力があります。

爆弾は圧力を活かして周囲の物を飛ばすだけの威力を発揮し、相手方に大きな痛手を負わせるために用いるのです。

まとめ

かなり強い風を表す言葉を2つご紹介しましたが、風力や使われ方に違いがあります。

資料や天気予報サイトで異なる点を比べてみるといいでしょう。

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