この記事では、「ドブネズミ」と「ハツカネズミ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ドブネズミ」とは?
普通の鼠よりも一回り大きい個体が多く、体よりも尻尾が短ければ「ドブネズミ」といいます。
毛は褐色で体長は最大28cmにもなり、餌は肉や魚、穀物、植物油を好む動物です。
飲食店には水道管をつたって入り込んだり、床下通気口も難なく通り過ぎてしまいます。
便器といった所からも入り込めるほどの力もありますし、寒い冬でも生きながらえる体力の持ち主です。
また、湿った場所を好むといった習性も見られます。
「ハツカネズミ」とは?
人間の手の平にのるほど小さい体で、身軽に動き回るのが「ハツカネズミ」です。
体長は大きくても9cmほどにしか成長せず、尻尾は細く、頭から尻までの長さと同等になります。
毛は全体的に灰褐色ですが、足は肌色です。
好物は果物や穀物、野菜といったものを器用に齧って食べます。
小さい体を活かして床下の通気口から出入りしては室内を物色し、餌を探すわけです。
また、屋根の隙間や壁の亀裂からも入り込みますし、電気配線用の穴もするりと簡単に出入りします。
自然がある場所を好み、静かに過ごす動物です。
「ドブネズミ」と「ハツカネズミ」の違い
「ドブネズミ」と「ハツカネズミ」の違いを、分かりやすく解説します。
大きく成長すれば28cmになる「ドブネズミ」は肉も魚も食べてしまいます。
便器や床下通気口からも入り込みますし、寒い場所でも過ごせるほど体力がある鼠です。
毛の色は褐色で尻尾は体長よりも短く、湿った場所を好みます。
もう一方の「ハツカネズミ」は大きく成長しても9cm程度にしかならないほど小さく、手の平へ簡単にのせられる動物です。
毛は灰褐色で尻尾と体長はほぼ同じ長さです。
肉と魚はほとんど口にせず、野菜や果物を食べて、普段は田んぼや緑が多い場所で生活しています。
まとめ
どちらも鼠ですが、好む餌や環境、体毛の色、尻尾の長さに違いがありますので、画像や資料を参考にして見比べてみるといいでしょう。