「嫌い」と「嫌悪感」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「嫌い」と「嫌悪感」の違いとは?違い

この記事では、「嫌い」「嫌悪感」の違いを分かりやすく説明していきます。

「嫌い」とは?

「嫌い」は、「○○さんが嫌い」「トマトが嫌い」などといったように嫌だと思うこと以外に好ましくない傾向、差別や区別といった意味があります。

例えば、独断で何かを決めたことが懸念される場合、「独断の嫌いがある」と表現します。

また、差別や区別を意味する場合には、「男女の嫌い」「学歴の嫌い」などと表現します。

類語には、「苦手」「嫌がる」「憎悪」などがあり、「嫌い」の対義語は「好き」になります。


「嫌悪感」とは?

「嫌悪感」「嫌悪」には、強い不快感を持つこと、憎み嫌うこと、といった意味があります。

「悪」には、憎む、といった意味があります。

そのため、単に嫌うだけでなく、「嫌悪感」には、ある人物や事柄に対し、強い不快感を持つ気持ち、憎み嫌う気持ちといった意味が含まれることになります。

「嫌悪感」は主に「嫌悪感がある」「嫌悪感を持つ」などといった形で使用され、類語には、「苦手意識」「敵意」「不快な気持ち」などがあります。


「嫌い」と「嫌悪感」の違い

「嫌い」「嫌悪感」の違いを、分かりやすく解説します。

「嫌い」「嫌悪感」は、ほぼ同じ意味を持つ言葉です。

ある人やある事物において、嫌だと思う気持ちを意味する「嫌い」「嫌悪感」

例えば、「Aさんが嫌い」「Aさんに嫌悪感がある」とでは、どちらも、Aさんが嫌だと思う気持ちを言い表しています。

ただし、嫌うこと以外の意味で「嫌い」「嫌悪感」では差が生じます。

「嫌悪感」には、嫌う意味しかありませんが、「嫌い」の場合は、好ましくない傾向、差別や区別といった意味があります。

この点に2つの意味の違いがあります。

「嫌い」の例文

・『子どもの頃からニンジンが嫌いでした』
・『彼女はいつも考えすぎる嫌いがあります』

「嫌悪感」の例文

・『昔から彼を見ると嫌悪感が溢れてきます』
・『父の不倫現場を見た時から父への嫌悪感が増すばかりです』

まとめ

「嫌い」には、嫌うこと以外の意味もあり、その点において、「嫌い」「嫌悪感」の違いがあります。

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