この記事では、「異議」と「不服」の違いを分かりやすく説明していきます。
「異議」とは?
「異議」とは意見に対して納得がいかない、あるいは間違っている事柄を指摘したいという気持ちです。
例えば裁判では現場の状況から被告の心理状態などを推し測り罪状を決めていきますが、その中で推測が間違っていると思ったりそう思われるのは納得いかないという気持ちが「異議」になります。
「異議」は意見に対して不満があったり間違いだと思うことなので、何かに関して議論し意見を出しあっている最中に生まれる感情です。
「不服」とは?
「不服」とは納得できず不満に思うことです。
意見を出し合っているときに相手の言い分が間違っていると感じ認められないというのも「不服」ですが、そういった議論などが終わった後の結果が納得できないということも「不服」になります。
裁判など「異議」の申立ができる場合には「異議」と区別するために、議論中の意見ではなく議論の末に出た結果に納得いかないことだけに意味を限定されて使われることも多いです。
「異議」と「不服」の違い
「異議」と「不服」の違いを、分かりやすく解説します。
意見に対して納得いかないことを指す言葉が「異議」で、納得いかないことを指す言葉が「不服」です。
「異議」は意見に対して使われる言葉ですが、「不服」は意見に対しても結果に対しても使われます。
特に「異議」と「不服」がどちらも申し立てられる場合は結果を出すまでの話し合いで納得いかないことを「異議」、話し合いの結果が納得いかないことが「不服」と区別され、それぞれどの時点で抱いている不満かが両者の違いです。
まとめ
「異議」と「不服」はどちらも納得いかないことという点が共通していますが、何に納得していないかの範囲であったり、どの時点で不満点があるかが違う言葉と言えます。
「異議」も「不服」の一つと言えますが「異議」と「不服」をどちらも申し立てられる場合タイミング次第でどちらを使うべきか違ってくる点に注意するべきです。