この記事では、「ただし」と「しかしながら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ただし」とは?
「ただし」の意味は以下の通りです。
1つ目は「前に述べた事柄に対し、条件を補足する意味の接続詞」という意味です。
2つ目は、「前に述べた事柄に対し、例外を述べる意味の接続詞」という意味です。
「ただし」の言葉の使い方
「ただし」は「但し」と書き、接続詞として、「〇〇とする、ただし、××すること」「〇〇である、ただし、××は~とする」などと使われます。
副詞「ただ」と助詞「し」を組み合わせた語で、前の文章に付け加える意味で使われます。
元の意味に補足することがない場合は使えません。
「しかしながら」とは?
「しかしながら」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「前に述べた事柄に対し、逆の意味の内容を述べる接続詞」という意味です。
2つ目は、接続詞として「結局」「要するに」という意味です。
「しかしながら」の言葉の使い方
「しかしながら」は「然し乍ら・併し乍ら」と書き、接続詞として「〇〇である、しかしながら、××だ」などと使われます。
意味の使い分けは、後に続く内容が、前の内容と対立しているか、並立しているかによります。
対立する意味での接続詞として使われる場合、「しかし」のやや改まった語になります。
「ただし」と「しかしながら」の違い
「ただし」は「前に述べた事柄に対し、条件や例外を述べる接続詞」です。
「しかしながら」は「前に述べた事柄に対し、逆の意味を述べる接続詞」「結局・要するにという意味の接続詞」です。
「ただし」の例文
「ただし」の例文は以下の通りです。
・『入場無料、ただし未就学児おことわり』
・『門限は6時まで、ただし部活の場合は除く』
・『陰性証明不要、ただし3回ワクチン接種済であること』
「しかしながら」の例文
「しかしながら」の例文は以下の通りです。
・『言うのは簡単だ、しかしながら実行するのは難しい』
・『知識は素晴らしい、しかしながら実務経験が不足している』
・『勉学に励むのは、しかしながら自分のためである』
まとめ
今回は「ただし」と「しかしながら」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。