「接近」と「接見」の違いとは?分かりやすく解釈

「接近」と「接見」の違いとは?違い

この記事では、「接近」【せっきん】と「接見」【せっけん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「接近」とは?意味

自分の方から相手にかなり近づくことを「接近」【せっきん】といいます。

反対に、相手の方から近づかれるときの状況を表せる言葉です。

人が目の前まで近づいたときや、これから台風が東京の近くに来ることを分かりやすく伝えます。

いい意味で使われるよりも、自分にとって危害を加えそうな人がしのび足で近寄って来るとか、家に多大なる被害をもたらすような台風が近づいてくるので用心することを人に伝えるわけです。


「接見」とは?意味

これから手を組む人や、大事な話する特定の人と顔を合わせるのが「接見」【せっけん】です。

座敷で正座して、目の前にいる人と面と向かって挨拶して、お互いに心を通わせようとするとき使われている顔合わせを意味しています。

これから大事な取引先になると思う相手は丁寧に応接間に通して顔合わせした後、これから一緒にやるべき目標を語ったり、意気込みを話すわけです。


「接近」と「接見」の違い

「接近」「接見」の違いを、分かりやすく解説します。

かなり手が届きそうなほど人が近づいてくることを「接近」するといい表します。

また、これから危害を加えそうなものが「接近するので注意して」といって早めに非難するよう行動しなければならないとき、天気予報では身の安全を確保するよう促すのです。

もう一方の「接見」は、知人や取引先相手など特定の人と面と向かって顔を合わせてじっくり会話するといった意味合いがあります。

「接近」の例文

・『今日の夜には日本に台風が接近し、九州を横断するだろう』
・『大型トラックがすぐそこに接近していたとは気づかなかった』

「接見」の例文

・『初めて取引する企業の社長と接見したとき、緊張して話せなかった』
・『社長と接見したとき思い描いていた人とは違い、穏やかで安心した』

まとめ

近づいてくるといった状況を表すときは「接近」を使い、初めて対面して今後の取引について語るときは「接見」を使うと覚えておくといいでしょう。

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