この記事では、「次に活かす」と「次に生かす」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「次に活かす」とは?
その内容を次回の仕事でうまく活用するという意味で使われている言葉を「次に活かす」【つぎにいかす】といいます。
成功した経験を元に、次の仕事では絶対に間違わないよう慎重に行動したり、失敗を見直し、次回は間違わないと考えながら取り掛かれば良い作業ができるのです。
ただ、常用漢字としては使われていない言葉であるので、役所や新聞では使われていません。
「次に生かす」とは?
次回に内容を活用するという意味で使うのが「次に生かす」【つぎにいかす】です。
新聞や役所の文章では「生かす」を使うのが一般的になっています。
対象となるのは生命がある人間を含めた動物や植物であり、それぞれ生きる過程で得た経験を生かしては前向きに生きる、うまく長所を仕事や作業するときに生かして良い結果を残すようにするわけです。
「次に活かす」と「次に生かす」の違い
「次に活かす」と「次に生かす」の違いを、分かりやすく解説します。
自分の成功した過去の経験を次の場面で使って役に立てて仕事したり、素晴らしい作品を残すのが「次に活かす」です。
ただ、常用外の言葉である「次に活かす」は公的な場所では使われていません。
常用漢字として認められている「次に生かす」は雑誌や役所の公文書として使われている言葉です。
ただ、「次に活かす」は日常的に使われている言葉でもあり、自分の才能や知識を物事に「活かす」とき使われています。
「次に活かす」の例文
・『仕事での失敗を反省して、次に活かすようにした』
・『何度も行なった作業から得た技術を次に活す』
「次に生かす」の例文
・『今回の失敗を次に活かすよう努力していくと誓った』
・『次に生かすため何が成功した要因かに目を向けた』
まとめ
同じ読み方と意味がありますが、日常的に使われているか、公的文章で正式に使える常用漢字であるかに目を向けて使いこなしてみましょう。
