料理に関係する言葉として「アラカルト」と「オードブル」があります。
2つの言葉はそれぞれ何を意味しているのでしょうか。
この記事では、「アラカルト」と「オードブル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アラカルト」とは?
「アラカルト」とは、「フランス料理における一品料理」を意味する言葉です。
フランス料理ではさまざまな料理を順番に提供していくコーススタイルでメニューが構成されています。
フレンチレストランで料理を注文する場合はあらかじめセットで用意されているコースメニューを注文する方法と単品料理を好きなように組み合わせてコースを構成する方法の2つがあります。
フランス料理のメニューのうちコースメニューではない単品で注文できる一品料理が「アラカルト」です。
「オードブル」とは?
「オードブル」とは、「コース料理で最初に提供される前菜」のことです。
複数の皿で構成されるコース料理では食欲をかきたてその後の食事をより美味しく楽しめるように工夫された軽めの料理が前菜として最初に提供されます。
料理の最初に提供される前菜が「オードブル」です。
本来はコースのみ最初に提供される一皿を指す言葉ですが、前菜にふさわしい副菜を総称して「オードブル」と呼ぶ場合もあります。
「アラカルト」と「オードブル」の違い
「アラカルト」と「オードブル」の違いを、分かりやすく解説します。
「アラカルト」はコースや定食などセットになっていない単品の料理を指す言葉で「オードブル」はコース料理の最初に提供される料理を指す言葉です。
コースのセットメニューを注文せず「アラカルト」をいくつか注文してコースにする場合は、注文した「アラカルト」の中で最初に提供される前菜が「オードブル」になります。
「アラカルト」の例文
・『コースではなくアラカルトで注文する』
・『好きな料理をアラカルトで選ぶ』
「オードブル」の例文
・『食前酒の次にオードブルが運ばれてきた』
・『オードブルは軽めの料理が多い』
まとめ
「アラカルト」と「オードブル」はどちらも料理を指す言葉ですが意味は全く異なります。
レストランで食事するなら常識レベルの言葉なので意味をきちんと知っておきましょう。