「下僕」と「下ばたらき」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「下僕」と「下ばたらき」の違いとは?違い

この記事では、「下僕」「下ばたらき」の違いを分かりやすく説明していきます。

「下僕」とは?

主人の身近に仕える男性の召使いのことを意味する言葉です。

別名としては、下男とも呼ばれます。

この言葉は、自分をへりくだっていうときにも使用されます。

例えば、「私はあなたの下僕です」と言うと、自分はあなたに忠誠を誓っているという意味になります。

この言葉は、古くから使われている言葉で、万葉集にも登場することで知られます。


「下ばたらき」とは?

他人の下で働くことやそのような人を意味する言葉です。

下僕よりもやや軽いニュアンスがありますが、それでも劣った立場であることを示しています。

例えば、「下ばたらきに徹する」というと、自分は上司や先輩に指示されるだけの仕事を実施するということを表します。


「下僕」と「下ばたらき」の違い

「下僕」「下ばたらき」の違いを、分かりやすく解説します。

「下僕」「下ばたらき」の違いは、下僕が人を指すのに対して、下ばたらきが行為を指すという点です。

また、下僕は男性に限られるのに対して、下ばたらきは男女問わず使われるという点もあります。

他にも、下僕は主人に忠実であるというニュアンスがあるのに対して、下ばたらきは不満や苦労があるというニュアンスがあるという点も異なります。

「下僕」の例文

・『彼は王の忠実な下僕として働いた』
・『俺の下僕になってくれよ』

「下ばたらき」の例文

・『これ以上、下ばたらきをさせられるのは御免だ』
・『下ばたらきの仕事を実施することは嫌だ』

まとめ

「下僕」「下ばたらき」は、どちらも自分より上位の人に仕える人を指す言葉ですが、意味や使い方に違いがあります。

「下僕」は、召使いの男性や、自分を卑下していう語です。

その一方で、「下ばたらき」は、下位の仕事や雑用する人を軽蔑していう語です。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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