この記事では、「完敗」と「大敗」の違いを分かりやすく説明していきます。
「完敗」とは?
競技や試合などで徹底的に負けることを指す言葉です。
相手に対して手も足も出ずに負けることや、負けを強調したニュアンスでも使えます。
例えば、「無得点のまま完敗した」「相手の攻撃に対応できずに完敗した」「完敗を認めるしかない」というように使います。
完敗は相手に対して敬意を表すことも可能で、得点や記録の差が大きくなくても、相手の力の差を感じた場合に使うことがあります。
「大敗」とは?
ひどく負けることを指す言葉です。
スポーツにおいて、大差で敗れることや、負け方もひどいものになることを表します。
例えば、「15対0で大敗した」「大敵に大敗を喫した」「大敗の原因は何だったのか」というように使います。
大敗は、得点や記録の差が大きい場合に使うことが多い言葉で、自分のミスや失敗を強く反省するときに使うことが多いと考えられます。
「完敗」と「大敗」の違い
「完敗」と「大敗」の違いを、分かりやすく解説します。
「完敗」と「大敗」はどちらもひどく負けることを表す言葉ですが、ニュアンスや使い方には違いがあります。
一般的に、「完敗」は相手に対して全く歯が立たなかったり、一方的に圧倒されたりした試合のことを言います。
その一方で、「大敗」は得点差や記録差が大きく開いたり、惨めな負け方をしたりした試合のことを言います。
「完敗」の例文
・『野球の日本シリーズで、あのチームは完敗した』
・『世界選手権で、彼はアメリカの選手に完敗し、タイトルを失った』
「大敗」の例文
・『ワールドカップで、強豪国が新興国に、まさかの大敗を喫した』
・『選挙の結果、与党は野党に大敗し、政権交代が起こった』
まとめ
「完敗」と「大敗」は、負けたときの相手との差や自分の状況によって使い分けられます。
ただし、両者は完全に区別されるわけではなく、場合によっては同じように使われることもあります。
そのため、文脈やニュアンスに注意して使う必要があります。