この記事では、「新築」と「改築」の違いを分かりやすく説明していきます。
「新築」とは?
「新築」とは新しく建物を作ることやそうして新しく建てられた建物自体を指します。
新しく建物を作ることに関してはその場にすでに建っている建物があってもそれに継ぎ足したりはせず、一から建物を作ることが「新築」です。
元からあった建物を取り壊してその場所に新しく建てるならともかく、すでにあった建物を利用して建物を作ることは含みません。
建物を指す「新築」の基準は法律によっても定められていて、入居した人が一人もいないことと竣工してから1年経っていないことです。
「改築」とは?
「改築」とはすでにある建物に手を加えて建物を建て替えたり間取りを変更することです。
建物の全部あるいは一部分を取り壊して作り直すことになりますが建物の床面積や階数は変化させません。
しかし建て直す際に壁の配置を変えたりなど間取りを変えることは一般的です。
建て直すにあたって「改築」前より高さなどで規模が多少大きくなったり小さくなったりすることもありますが、基本的には一度取り壊す前と同じ程度の大きさのまま建て直すことが「改築」になります。
「新築」と「改築」の違い
「新築」と「改築」の違いを、分かりやすく解説します。
建物を新しく一から建てるのが「新築」で、すでにある建物の一部あるいは全部を取り壊して作り直すのが「改築」です。
「新築」する際には土台から作りますが「改築」する際には土台は元々あった物を利用します。
また元から建物があった場所に「新築」する場合には建物を全部壊し土台の再利用もせず設計し直すので元の建物は文字通り跡形も残りません。
しかし「改築」では一部だけでも全部でも床面積は変わりませんし、規模や階数も元の建物と同程度のものが建てられます。
まとめ
新しく家を建てるなら「新築」で今ある家を作り直すなら「改築」と両者の違いは簡単に区別できます。
「新築」したばかりの家は当然築0年ですが「改築」した家は改築後でも築年数はそのまま引き継ぐので、扱いを見ても両者は別物です。