「派手」と「華やか」の違いとは?分かりやすく解釈

「派手」と「華やか」の違いとは?違い

「派手」「華やか」はどちらも外見を評する言葉です。

似たような意味で使われることの多い2つの言葉ですが、どのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「派手」「華やか」の違いを解説します。

「派手」とは?

「派手」とは、「形や色などがよく目立ち人目を集めること」を指す言葉です。


「派手」の使い方

大勢の中にいても簡単に認識できるようなよく目立つさまを表します。

原色のコーディネートや大きな飾りなど人の目につきやすい外見を指す意味で使うほか、大きな動きや注目を引く言動などに対しても用いられる表現です。


「華やか」とは?

「華やか」とは、「人目にとまり好感を与えるような明るくて美しいさま」を指す言葉です。

「華やか」の使い方

その場にいるだけで暗かった雰囲気が一変し明るく変わるような美しさを表します。

人や物の美しさを花が咲いた様子に例えた言葉で、咲き誇る花を見るときに感じられる温かい気持ちを抱かせるような美しさを持つものを「華やか」と表現します。

「派手」と「華やか」の違い

「派手」「華やか」はどちらも人の注目を集めるような明るくて美しい様子を表す言葉です。

「派手」には普通と比べて過剰であるという否定的なニュアンスが込られてめいるのに対し、「華やか」は美しさがよくまとまっているという肯定的なニュアンスが込められているという違いがあります。

行き過ぎた明るさや装飾過多な様子は「派手」であり「華やか」ではありません。

落ち着いた色合いで美しく上品にまとめた装いは「派手」ではありませんが「華やか」です。

「派手」の例文

・『派手な格好で成人式に出席する』
・『派手な仮装でパレードに参加した』

「華やか」の例文

・『春らしい華やかな柄の振袖』
・『明るい色の服を着た人が多く会場は華やかな雰囲気だった』

まとめ

「派手」「華やか」はどちらも人目を惹く見た目を表しますがニュアンスが大きく違います。

どのように評価するのかを意識して使い分けてください。

違い
違い比較辞典