この記事では、「誠に勝手ながら」と「誠に勝手ではございますが」の意味や使い方の違い等を、分かりやすい形で説明していきます。
「誠に勝手ながら」とは?
誠に勝手ながらは、まことにかってながらと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、本当にや実にといった意味を持っている誠にの文字に、自身の都合による判断だけど、といった意味を有する、勝手ながらの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ誠に勝手ながらは、自分勝手な判断ですが、という意味を表すのです。
基本的に相手に何らかのお願いをする際の、前置きとして使われる言葉となっています。
「誠に勝手ではございますが」とは?
誠に勝手ではございますがは、まことにかってではございますが、と読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、間違いなくや実際にといった意味の誠にの文字に、勝手であるがという言葉を丁寧な表現に変化させた、勝手ではございますがの文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から誠に勝手ではございますがは、とても身勝手な自己判断ではありますが、という意味を示すのです。
相手に対して何らかのお願い事を言う前の、前置き的な言葉として用いられています。
「誠に勝手ながら」と「誠に勝手ではございますが」の違い
誠に勝手ながらと誠に勝手ではございますがの文字表記を比べてみると、ながらと、ではございますが、という文字の違いがある事に気付けるものです。
所がその前の、誠に勝手の文字は同じであり、しかもどちらも、自分都合の勝手な判断ですが、という同じ様な意味を表現する言葉となっています。
とはいえ丁寧さという面で違いが存在しており、誠に勝手ではございますがの方がより丁寧に、相手に頼み事をしたい時に使用する言葉です。
まとめ
2つの言葉には同一の文字が使用されているだけでなく、共に、勝手な自己判断で申し訳ないが、といった意味を所有しています。
指し示す意味合いは似ている上に、どちらも頼み事をする時の前置きの言葉として駆使されているのです。
ただし丁寧さという点で相違点が見られ、誠に勝手ではございますがの方が、丁寧さがより強い言葉となっています。